初めてSixTONESの現場に行けるようになった話。
2021年、5月8日……。
それは私が初めてSixTONESの現場に行った日である。
*①なぜ行けることになったのか。
そもそも私はジャニーズに全く興味が無い人間だった。
ただ興味が無いと言っても、周りの影響でそれぞれのグループに誰がいるくらいは何となく知っていたし、嵐には少しハマりかけた。
キンプリがデビューして歌番組に出たらこの人たちかっこいい!と軽く追うくらいにはなっていたので、全く興味が無いというのは言い過ぎかもしれない。
でも、どちらかというとジャニーズに対して斜に構えている人間であったのは確かだ。(今となっては恥ずかしすぎる。)
そんな中、去年の自粛期間中
何気なく付けていたバライティーで
私は運命的な出会いをしてしまう。
そう、 SixTONESの田中樹に一目惚れしたのだ。
そこからはもう早くて、YouTubeのチャンネル登録、、CDの予約、ファンクラブ入会まで2ヶ月もかからなかった。
ジャニーズを初めてちゃんと好きになった人間にとって現場なんて夢のまた夢……。
配信ライブでも泣いたし、あえて部屋を真っ暗にして全力でペンライトを振った。
ファンサやレポを見かけても夢物語のように感じていた。
しかし、1月に「on eST」の実施が決まる。
「え〜まあ当たるわけないし〜地元に来るし〜でもテスト期間だし〜」
嘘である、正直めちゃくちゃ当てたかった。
だから、全落して本気で泣いた。
まあ仕方ない、切り替えよう。
もっと世界情勢が良くなったら関東にも遠征出来るかもだしね……
あのとき軽い気持ちで田中樹に一目惚れした人間だとは思えないくらい、SixTONESに会いたかった。
その感情に自分でもかなり驚いた。
季節は変わって4月。
春になった。
のほほんと春休みを満喫していた私に、一通のメールが届く。
『宮城振替公演抽選開始』
!?
マジですか!?
私は速攻母に連絡をして全公演応募した。
まあ、でもねえ……
追加だからねえ……当たるわけないよねえ……
当落日、私はしぬほどソワソワしていた。
周りには「やあまあどうせ無理だしねww期待してないw」などヘラヘラしていたが、実際めちゃくちゃソワソワしていた。
12時、15時、メールを全力でチェックする。
でも、当落はこない。
その時点でなんか(あ、むりだわ)と思って携帯を見るのを辞めた。
6時、帰るために母の車に乗り込んだ時に
そう言えば当落だなと思ってメールを開いた。
!??、、?ら、らら、、、、、?
!?
と、当選!、????
叫んだ。それはもう、、叫んだ。
まさか行けることになるなんて。
しかも思っていたよりずっと早く。
当落に命をかける人の気持ちがわかった気がした。
私、田中樹に、SixTONESに、会えるの!?!!!?
次回、初めての現場編に続く……